短編集
□群れるのは君とだけ
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(俺、どうなるんだろ…)
綱吉は雲雀に抱えられながらそんなことを思っていたら、いつの間にか下におろされた。
「ねえ」
びくりっ
「は、はい?」
「毎日、あの忠犬と野球馬鹿と一緒にいるよね。
楽しい?」
「え?」
「………なんか、君とあいつらがいるの……やだ。」
「??……あの、なんでですか?」
「そんなの……僕にも分からないよ。」
「??……はあ??」
「ねえ」
「なんですか?」
「………『綱吉』……って読んでもいい?」
「……はい。」
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