短編集

□リボツナ
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「ツナ、ここまた間違ってるぞ」

「え?どこ?」

「ここだ、バカ」
コツン

(キュン………)









「ねーリボーン」

「なんだ?」

「俺最近変、なんだ」

「どこが?」

「なんかさーお前見てるとよく分かんないけど胸の辺りが締め付けられて……抱きしめたくなるよーな」

「……確かに変だな」

「だろー。そりゃお前は小さくて可愛い部類だろーけどさ」

「……抱きしめてーか?」
「うん」

「………即答かよ」

「抱きしめたいよ、リボーン」


(出たな、おねだりビーム)
綱吉はその愛らしい顔で、お願いをする時は目を潤ませて捨て犬も逃げだす様な顔をする。
流石のリボーンも綱吉のおねだりには弱かった。



「……ちっ。仕方ねーな」
「わーい!……じゃ失礼します!」


ぎゅううううう!

(抱きしめすぎだぞ)


「ん〜!」

リボーンを顔の前で抱きしめ、頬擦りまでし始めた綱吉。


「……もう終わりだ」

「え〜…まだちょっとしかギュッてしてない」

「……ダメだ」

「どうしても?」

「……………ああ」

「なんでそんなに嫌がるのさ?」



(そりゃお前……)

「かっこわりーからに決まってんだろ」

「え?なに?」

「…なんでもねえ」




いつか俺の身長がお前の身長を越した時に
俺がお前を嫌ってほど抱きしめてやるぞ。
それまでは待ってろ、ツナ。


END






ありきたりな背のコンプレックス。
リボ様はこういうの気にしてたらいいです。
けど時たま甘えたくて
「ツナ、ギュッとしろ」
なんて言ってたらいいです!
可愛いリボ様も好きです\(^O^)/


2009.04.01
 

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